ネットでオタク関連の内容を見ると、以下のようなものを目にすることがあります。
- オタクをやめて周りから「キモい」などと言われないようになる
- オタクをやめたい
- オタクのやめ時
これらはすごい気持ちは分かるし、僕もそう思った時はあります。
でも結論から言うと僕はオタクをやめていません。
むしろそんな生き方をして楽しいのかなって思います。
オタクをやめて「普通」になるって考えの人もいるようです。
そう考えている人もいるし、そうなれたらどれだけ生きやすくなるだろうと思った事もあります。
でもそれって自分の個性をなくすことでもあるんじゃないか?
過激なようですが、僕はそんな生き方はつまらないと思います。
なぜ僕がそんな選択をつまらないと思うのか、「やめたい」「普通に戻りたい」という理由とあわせて色々とあげていこうと思います。
ひとつの考えるキッカケとして見ていってください。
目次
「やめたい」と思う気持ちの根底はどこにあるのか?
僕自身はオタクをやめたいと思う気持ちを否定するつもりはありません。
でもそう思った理由は何でしょうか?
- お金
- 時間
- 周りの目
ざっと上げたらこんな感じかもしれません。
それぞれそう思うメカニズムというか心理を考えていこうと思います。
オタクをやめる理由①:お金
オタク趣味は本当にお金がかかります。
もちろん好きなものの対象にによってかかり度合いは変わると思いますが、基本的にオタク趣味は趣味の中でもお金のかかる趣味でしょう。
僕もオタク趣味で相当お金を使ってきました。もうアホみたいにw
でも後悔はしていません。
その時に好きなもののために熱中できたのは良い事だと思っています。
それによって色々な人と知り合えたし、視野も広がりました。
だから、お金がかかるという意味でオタク趣味をやめるというのは僕はちょっと疑問です。
もしお金がかなりネックになっているなら、なににお金がかかっているのかリストアップしましょう。
その中で最も負担になっている事の頻度を減らすか、なくせば良いです。
ネットでいろんなことが書かれているけど…
オタクをやめる理由から少しそれますが、ネットにはいろいろなオタクをやめる方法が書かれています。
中には自身の経験を通じての事を書かれている人もいますね。
人の経験は否定しようがありませんが、方法論としてちょっと乱暴なものもあります。
- 持っているグッズやフィギュアをすべて売る
- 新しい趣味を始める
- オタク以外の事で外に目を向けてみる
もともとインドアのオタクが新しい趣味を見つけるなんておっくうだし、オタク以外の事に目を向けるのは無茶です。
グッズをすべて手放すのはネットを使えばすぐに何とかなりますが、それが踏み切れるほど人間単純に出来ていません。
それにそんな売り方は薄利なので損です。
ただ「減らす」という方法はできます。要は断捨離。
僕も約半年をかけて、ヤフオクなどに出品してグッズを半数以下にした事はあります。
グッズを減らせばすっきりするし、自分がどんなものを残したいかが分かるようになります。
「やめる」という選択の前に「頻度や程度を落とす」とかなどペースダウンしてみる事をおすすめします。
結局オタクはやめられない
他の記事でも言っていますが、オタクは一種の性癖みたいなものなのでやめることは出来ません。
キッパリやめても、どこかでまた好きなものを自然と見つけてくるでしょう。
誰かに強制されたわけでもなく好きなものをそう簡単にやめれはしないでしょう
これは断言はできませんが、オタクでない人たちと付き合うようになってもどこかずれを感じるのではないかと思います。
感覚というか、好きなものというか。
どこかで交じり合わない何かを感じると思います。
悪い言い方、自分に嘘をついても苦しくなるだけです。
それなら先ほども紹介した「程度を落とす」などペースダウンするのが一番健全で自分とうまく付き合う方法だと思います。
結婚などを機になどと思うなら
結婚を機にオタクをやめるって人もいると思います。
相手と一緒になるために、相手から強制されたわけでもなく自分の意志でやめるなら否定しようがないし応援したいなって思います。
ただ、心のどこかに引っかかりがあるならやめることをやめた方が良いのではないでしょうか。
ましてや相手から望まれたのであれば、なおの事です。
そんな我慢して10年も20年も続くのでしょうか。
結果的にそれが良かったって思う時も来るかもしれませんが、人生どこかで後悔するのではないかなって思います。
相手の理解を求める事は必要ですが、1ミリも理解をしようとしない人と一緒になるのは将来的に考えて無理だと思うのは僕だけでしょうか。
ペースダウンなどで相手と折り合いをつけて納得してもらう。そういう意味でもペースダウンは良い選択なのではと僕は思っています。
オタクをやめる理由②:時間
社会人になり仕事をするようになると、だんだん時間が無くなりますね。
もし結婚などをすればなお時間に制約が生まれやすくなります。
時間が限られた中で、自分の好きなものを楽しむには限りがあるし、その中で純粋に楽しめないというのもあるでしょう。
その状況下で、オタ活をするのは精神的にも肉体的にも疲れますよね。
次の日が仕事だと思うと、活動もおっくうになります。
そんな純粋に楽しめなくなった中で仕事でもないのに続けてもねって思うのは自然な感情です。
ただ、それで本当にやめて良いのかなって思ったりします。
ここでもやはり「セーブする」ということ
学生の頃ならまだ良いですが、社会人になってオタ活をやると疲れることがあります。
でもそれはオタク趣味との付き合い方が悪いからだと思います。
周りの人は活動できてるのに自分は…って思っている人もいるでしょう。
でも、相手はあなたと同じではありません。
- 活動できる時間に差があるかもしれない
- 職場環境や福利厚生に違い(有給の取得のしやすさなど)があるかもしれない
- そもそも体力や精神的な強さ、性格など埋めようのない要素があるかもしれない
これらを考えると、複数人の同じ対象が好きなオタクが集まっても活動に幅があります。
もし上手くやっていきたいなら、自分にとって一番やりやすい行動の仕方やペースが必要でしょう。
もし、人がうらやましくなったりするなら、職場・職種を変えるしかありません。
これは極論ですが、本当の事です。
行動の幅や自分の時間を作りたいなら社会人なら転職を考えても良いでしょう。
転職エージェントを利用して、自分の市場価値や転職事情、多職種の状況を聞く事で自分の視野も広くなるし、自分にとって適職といえる仕事が見つかるかもしれません。
行動の最初の一歩はオタク趣味によるものですが、人生レベルで良い方向に向かうキッカケになるかもしれませんよ。
オタクをやめる理由③:周りの目
今ではオタクはかなり市民権を得てきたと思いますが、今でも偏見の目は強いのではないでしょうか。
自分の趣味や好きなものに対して他の人がどうとかいう筋合いはありませんが、周りの目を気にしてオタクを続けることが苦痛になったという人がいてもおかしくありません。
先ほども紹介した、結婚を機になどといったライフスタイルの変化で周りの目を急に意識するケースもあるでしょうか。
そうなった時に続けることが困難、偏見の目で見られることを避けるためにやめることにしたというケースもあると思います。
自分は好きでも、周りと合わせるためにやめるという判断をしたくなる気持ちも分かりますし、僕もそう思った事は数えきれないくらいあります。
なので、周りの目にあわせてやめるという判断をするのは決して間違っていないとも思います。
ただ、その「周りの目」というのはどのような人たちでしょうか?
「周りの目」は自分の人生にとってどういうポジションなのか考える
「周りの目」というのは具体的に何なのか考えた事があるでしょうか?
- 街行く名前も知らないような人の目
- 職場や学校で会う人の目
- 家族など近しい人の目
ざっくり挙げてもこれだけの「目」があります。
全ての目のために自分を捨てて合わせるのでしょうか?
それで良いなら問題ないでしょうが、普通なら問題ありのはずです。
周りの目を気にする相手を選ぶ、全員の目は気にしない
一番気にしなければいけないのは、職場やクラスメートの目だと僕は思っています。
街行く人の目は大して気にする必要はありません。
家族の目はむしろ理解してほしいと思います。
でも職場や学校のクラスメートは近いようで遠い存在でもあります。
それに家にいるよりも長い時間過ごす場所です。
この場所が過ごしにくいと人生レベルで辛くなります。
それなら職場や学校の空間だけ取り繕う事ができればOKではないでしょうか。
少なくとも僕はそう考えます。
この理由でオタクをやめるかどうか考えているのであればちょっと待ってください。
もしここで支障が出ているなら、取り繕えばいいだけです。
見た目を気を付ければ、ある程度どうにかなると思います。
まとめ
「普通」になるためにオタクをやめる事を否定するつもりはありません。
それがあなたの人生の選択なら誰かが否定する筋合いはありません。
でも他の方の記事や相談の書き込み、僕のこういった記事を見ている時点で何か迷っているのではないでしょうか?
そのもやもやしているものは何なのか?それを考えてからでも遅くはないと思います。
僕のあげた内容に何か引っかかる部分があって考えるキッカケになれば良いなと思いますし、他の理由があるかもしれませんが、原因をハッキリさせてから行動したら良いと思います。
ベストな選択になる事を祈っています。