質問があっても、自分で調べない事のデメリットはたくさんあります

すぐ聞くデメリットアイキャッチ

これから変化していく中でわからないことはたくさんあって、必ず起きてくることで色々な疑問が浮かぶと思います。

わからないことがあれば解決する術は色々ありますが、最初にまず自分で考えることが大切です。

全く見当もつかないなら別ですが、考えても分からないなら調べる術はこの時代至る所にあるので、まず調べてみることが大切です。

調べずに聞いてしまうのはデメリットだらけです。

デメリットを通して聞かずに一度調べたり考えたりすることが大事かを解説します。

「ググれカス!」とは言わなくても

よく大したこともないのに質問してくる人に対して「ググれカス!」という人がいますね。

もっと優しくいえないのかって突っ込みたくなりますが、一方でまず一度調べてから聞けばいいのになって思ったりします。

すぐ教えてもらえれば楽ですが、いろんな意味で良くないと思うし、デメリットが多いです。

質問される側のデメリット

調べずに質問することで発生するデメリット。

これは質問する側もされる側にとってもデメリットです。

まず質問される側のデメリットを紹介します。

デメリット①回答する際の手間がかかる

調べれば解決するレベルの話で質問されると回答側の時間と手間をかけてしまいます。

そうすることで相手の時間を奪うことにつながります。

デメリット②質問が曖昧すぎて答えにくい

すぐ質問した場合、質問内容があいまいになりがちです。

そういったあいまいな質問は回答も困ってしまいますね。

例えば…

フィギュアは主にどこで購入していますか?

といった質問の場合。

フィギュアと言っても、人によって解釈は異なるかもしれません。

  • 美少女フィギュアのことかもしれません
  • ガンダムみたいなプラモデルのようなことを言っているかも

これだけでも答えは変わりますし、メーカーによっても回答は異なるかもしれません。

そして、値段の安さ重視なのか?特典などを求めているのか?などでも買い方は変わってくるはずです。

この場合だと以下のような質問が有効な回答が返ってくると思います。

2022年○月発売の「○○(作品名)」のフィギュアを購入しようと思っています。
(公式サイトのホームページのリンク)

メーカー特典が色々あって、複数ある中の2社まで絞れたのですがいまだに悩んでいます。

皆さんはどのお店で予約されましたか?

結論この手の質問は「自分で考えろ」って感じでしょうが、最初の質問よりも自分の欲しい回答が返ってくると思わないでしょうか。

「こんなこと聞いたら怒られるかも…」と思ったりすることもあるでしょうが、その場合は以下のような内容にすれば良いです。

「○○について色々調べているのですが、わからない点があります」

このようにすれば、答える側も質問者の方へちゃんとした回答をお伝えできると思います。

ある程度調べた上で回答をもらうのが、質問される側にとって優しいし、自分の欲しい回答が返ってくると思います。

質問の回答が来るまで何度もメッセージのやり取りをするのも時間がもったいないし面倒ですよね。

デメリット③回答内容が多くなる・混乱しやすくなる

これも先程の②と重複しますが、あいまいな質問だと返す方は予想をして回答します。

それが的を得ている回答なら良いですが、そうでなかった場合、間違った選択をしてしまうかもしれません。

それに的を外すだけなく、色々な意見が飛び交うことで多くの情報が提供され訳がわからなくなる可能性も。

全部有効な情報なら良いですが、そうでなければ混乱するだけですね。

先程のフィギュアの例だと、美少女フィギュアの意味合いで質問したのにガンダムのフィギュアでの回答が返ってきた場合、混乱すると感じるのは僕だけでしょうか。

ある程度の具体性も持って質問することで欲しい回答が得られて、間違った選択をしなくて済みます。

質問する側のデメリット

次に質問する側のデメリットです。

もう先程の部分で書いていますが、ざっくりまとめれば「自分のためにならない」ということです。

これにつきますね。

質問される側の方にも紹介した部分もあり重複しますが、いくつか紹介します。

デメリット①有効な回答を得られにくい

具体的でないから、質問された側はそう回答して良いかわからなくなります。

そのため欲しい回答が得られず、再度質問するなどといった手間がかかります。

デメリット②質問者にとって知識になりにくい

調べてわからないことがあれば質問する。

途中、色々と調べることで、今まで知らなかったことや間違っていたことの確認ができる可能性があります。

そうすることで新しい知識がつき、今後活かせる場面が出てくるかも知れません。

デメリット③コミュニケーション能力が鍛えられない

調べてから回答するのは「相手に対する気遣い」にもなります。

質問する側にとっては回答の手間が省けますからね。

常に意識して相手のためを思って質問する必要はありませんが、それを意識すれば普段のコミュニケーションでもそれが行動に出ると思います。

「こんなふうに聞いたら答えやすいかな」
「こんな話し方すれば、相手は話を聞いてくれやすくなるかな」
「こんな回答になったけど質問の仕方が悪かったのかな」

質問ひとつとっても色々と考えることができます。

そういった事一つとっても、コミュニケーションにも直結しますので、意識しないとただ単に質問した程度で終わるのでもったいないです。

質問ひとつでも色々考えることができます。

コミュニケーション能力を鍛える意味でも、質問を意識すると良いと僕は思います。

まとめ

ざっくりまとめたら以下の通りです。

  • 効率良く有効な回答を得るための手段
  • 手間をかけさせないなどといった、相手に対する気遣い
  • 自分の知識をよりつけるための機会

相手に対しての意味合いもありますが、これも最終的には自分に返ってきます。

ある程度調べて自己解決しようと努力することは面倒なことかも知れませんが、自分のためだと思えば行動がひとつ変わりそうな気がしないでしょうか。

「質問力」なんて言葉もありますが、詰まるところは「相手に対する気遣い」なのではと僕は思っています。

偉そうに言っていますが、僕も質問力が高いわけではありません。
「ちょっと聞き方ミスったな」って思うときや自分の調べが足りてない時もあります。

ただ、相手が回答しやすいように気をつけようという気持ちを持って聞いていますし、それだけで質問の仕方が変わると思います。

今まで意識していなかったのであれば、その辺りを意識してみてはいかがでしょうか。

何かの参考になれば幸いです。